MW211 EXIT

devlog
どっち?/書込のタイミング
2012年01月29日
何らかの文書を編集後、「保存」を実行し、データを保存する。
「保存」を実行せずに終了すると、データは保存されない。

これは、(処理速度の速い一時記憶装置へ逐次記録して)
処理速度の遅い永久記憶装置への書き込み回数を極力少なくしようという
制約から来ているのだと思うが
もうコンピュータ操作のルールとして広く浸透している感がある。

当然ながら、現実社会では(紙に)書いた瞬間に保存される。
「保存」処理を行ってからノートを閉じるなんてことはしない。

でも、前者のルールに慣れてしまえば、逐次保存処理が行われたりすると
勝手にデータを破壊されるようで危なっかしくてかなわない。
#そんなダンプツールをいじるときは冷や冷やする。

現実社会と同様の処理の流れとすれば操作性としては感覚的にわかりやすいが
必ずしもそれが便利だとは限らず、
コンピュータ世界の(大多数の)流儀に従ったシステムの方が
(他で慣れているので)逆に感覚的にわかりやすい場合もある。

ただし、コンピュータ世界のローカルルールを押しつけるというのは
如何なものかというのものある。

例えば、現実社会と同じように逐次記録するけど、
UNDO機能というやり直し機能が精巧に出来ていて、やり直しが効く、
保存していない状態に戻れるというのであれば、両者のいいとこ取りのような感じだ。

ただし、それでも「保存」処理に慣れてしまっていれば、
UNDOすらめんどくさいとなる。

生まれながらにそのシステムに慣れてしまえばそれが正義になるのだろう。
分類:設計、どっち?